ヘルスケア & 製薬業界..

ヘルスケア業界では、電子カルテ(EMR)のような高度な医療・業務技術の普及に伴い、サイバー攻撃がますます頻繁に発生しています。研究者によると、セキュリティインシデントが60%増加し、32%が個人情報の盗難につながり、セキュリティインシデントによる金銭的損失が282%も増加しているとのことです。 また、セキュリティ研究者によると 「かつて小売業者や金融会社を標的にしていた犯罪組織が、今や医療記録を狙うようになり、医師や病院に対するサイバー攻撃が増加しています。その対応に米国の医療システムは年間60億ドルものコストをかけているのです」。

言うまでもなく、これらの新しい EMR 技術によって、ハッカーが重要な財務情報だけでなく、個人の医療記録を手に入れるなど、攻撃対象領域が大幅に広がっています。さらに懸念されるのは、脅威をもたらすのが、偶然に手にれることができた情報ではなく、より標的を絞ったハッキングへと変化していることです。ヘルスケア業界にとっての朗報は、ITリーダーがこれらの脅威を深刻に受け止めていることです-情報セキュリティへの投資は昨年66%増加し、IT支出全体では53%増加しています。これらの脅威に対応するために十分な予算を確保することは重要ですが、組織がIT予算のすべてを新しいセキュリティツールに費やしたとしても、そのツールを適切に管理できなければ、セキュリティインシデントを防ぐことができない可能性が高いことにも注意が必要です。